令和元年元旦に念願の儒学書籍の殿堂・足利学校の見学に行ってまいりました。浅草駅から東武鉄道の特急両毛7号に乗車、足利市駅まで快適な1時間21分でした。渡良瀬川を渡り、15分で史跡足利学校に到着、驚いたのは周りを堀が取り囲んでおり、壮大な館といった雰囲気であったことです。写真は大成殿で奥に木造孔子坐像がかすかに見えると思います。説明書によれば16世紀ごろ当時の足利庄代官長尾憲長が奉納したとのことです。
帰りがけ、室町時代に学校を再興した関東管領・上杉憲実公碑の傍らに質素な衆寮を見つけました。衆寮とは学生が勉強したり、生活したところであります。江戸時代中頃、弘明寺村出身の儒学者根本武夷が、この部屋で2年間儒教古典の研究に没頭したと想像するだけで厳粛な気持ちにさせられました。
現在世界遺産を目指して足利市あげて運動しているようです。早く実現することを祈らずにいられません。
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